
つくり手を訪ねて / 牡蠣漁師
かきむすめ(音戸海産)
川のない音戸の海で、身の詰まった牡蠣を育てる。1988年に全国で先駆けて牡蠣をブランド化した、親子で受け継ぐつくり手です。
- 生産地
- 呉市音戸町波多見
- 主なつくり
- 牡蠣・春牡蠣
- 創業
- 1951年(1988年「かきむすめ」ブランド化)
プロフィール
つくり手の物語|牡蠣は冬だけのものじゃない
音戸海産の歴史は、戦後間もない1950年代にさかのぼります。牡蠣養殖を始め、漁具や作業設備の改善を重ね、1988年——まだ水産物のブランド化が一般的でなかった時代に、自社の牡蠣へ「かきむすめ」と名付けました。その精神を受け継ぐ一人が栗原単さんです。
牡蠣は一年を通して同じ味ではありません。出始めの頃は海を感じるような爽やかさがあり、冬が深まるにつれて身が入り、春へ近づくと身の厚みや食感が変化していきます。毎日のように牡蠣と向き合う生産者だからこそ分かる変化を、「春牡蠣」という新しい食文化として伝えようとしています。
挑戦は「おいしい牡蠣をつくる」ことだけではありません。ブランドを持つことで生産者自身が価値を伝え、環境に配慮して海を守り、「広島牡蠣」という大きなくくりの中でも一人ひとりの顔が見える産業へ変えていくこと。良い牡蠣をつくり続けるために、良い海を次の世代へ残す。その姿勢が音戸の一粒に宿っています。
「かきむすめ」とは
音戸海産は、1988年に全国で先駆けて牡蠣のブランド化に取り組み、「かきむすめ」を立ち上げました。名前には「海を守り育てる」という思いが込められています。
- 味わい ── 上品で、調味料を使った料理でも牡蠣の風味が長く続くのが特徴とされます。
- 季節ごとの名前 ── 春の「桜牡蠣」、秋の「紅葉牡蠣」、1月の「雪見牡蠣」など、旬の表情に名前を付けて届けています。
- 鮮度重視の流通 ── 広島市内の飲食店(60〜70店ほど)へ当日配送するなど、鮮度にこだわった届け方をしています。
こだわり
- 音戸の海という漁場 ── 川が流れ込まない音戸の海には、複数方向の海流が良質なプランクトンを運び、牡蠣の餌となるミネラルが豊富とされます。
- 身の充実 ── 環境を生かして、身の詰まった牡蠣を育てます。
- 早朝からの手仕事 ── 早朝5時ごろから漁場に出て作業を始めます。
季節の牡蠣・春牡蠣
牡蠣は冬のイメージが強いですが、音戸海産は冬を越えて春を迎えた牡蠣「桜牡蠣」(3月以降)など、季節ごとの魅力を発信しています。期間限定でかき打ち体験も行っています(例年2月〜4月15日ごろ・予約制/打った牡蠣は持ち帰り可)。
インタビュー
「春牡蠣(桜牡蠣)」って何ですか?
冬を越えて春を迎えた牡蠣のことです。音戸海産では3月以降の牡蠣を「桜牡蠣」と呼び、旬を冬だけに限らず楽しめるものとして届けています。
牡蠣をギフトで贈るときの注意は?
生ものなので、鮮度と配送(クール便)の可否、加熱用/生食用の別を必ず確認しましょう。むき身・冷凍・加工品を選ぶと贈りやすくなります。
どこで買えますか?
飲食店向けの当日配送が中心です。個人向けの購入方法・時期は変動するため、最新情報は音戸海産の公式や、くれギフトの入荷リクエストでご確認ください。
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