七国見山養蜂園(西村達哉さん)

つくり手を訪ねて / 無農薬レモン・養蜂

七国見山養蜂園(西村達哉さん)

農薬・除草剤を使わないレモンと、加工しない非加熱の生蜂蜜。中国でのビジネス経験を経てUターン就農した、素材の安全性にまっすぐ向き合うつくり手です。

生産地
上蒲刈島(呉市)
主なつくり
無農薬レモン・蜂蜜
創業
2016年(Uターン就農)

目次

プロフィール

つくり手の物語|学者志望から、島のレモン農家へ

島で育った西村さんは、進学を機に島を離れ、大学院では中国教育史を研究しました。留学した中国ではECサイト事業を立ち上げ、大学で教えるなど、13年にわたって海外でビジネスと教育に関わってきました。

2016年に帰国し、家業を手伝う傍ら週末に上蒲刈島へ通うようになります。転機は、幼い頃から知る島の人に「畑を引き継がないか」と声をかけられたこと。最初は家庭菜園の延長のような気持ちで始めた柑橘栽培も、実際には天候を読み、木の状態を見て、剪定し、草を管理し、病害虫と向き合う——知識だけでは完結しない仕事でした。研修に参加し、周囲の農家から学びながら、少しずつ農業へ軸足を移していきます。

レモンと養蜂は別々の仕事に見えて、島の自然の中ではつながっています。花が咲き、蜂が飛び、実がなる。その循環の中に人が入り、必要以上に自然を変えずに産物を得る。島を出た経験があるから、島の価値が見える。遠回りに見えるキャリアが、今の農業にすべてつながっています。

こだわり

  • 無農薬・除草剤不使用のレモン ── 化学薬品を避け、栽培方法を「まっすぐに答えられる」ことを大切にしています。
  • 非加熱の生蜂蜜 ── 採蜜の時期・場所が明確で、加工処理をせず自然のままを届けます。
  • 安心して食べられること ── 素材の安全性や、育て方の透明性を重視。

地域との関係

とびしま海道の島々はレモンの名産地ですが、高齢化や耕作放棄地の課題も抱えています。西村さんのように島外での経験を持って就農するつくり手は、島の農業に新しい風を吹き込む存在です。

インタビュー

無農薬レモンは何がいいの?

皮ごと安心して使えるのが利点です。レモンは皮に香りが多いため、皮まで使う料理やお菓子、レモンティーなどで違いが感じられます。

「非加熱の生蜂蜜」とは?

加熱処理をしていない蜂蜜のことです。加熱で失われやすい風味や成分をそのまま楽しめるのが特徴とされます。結晶することがありますが品質の問題ではありません。

ギフトに向きますか?

蜂蜜も無農薬レモン(加工品)も日持ちしやすく、素材にこだわる方や健康志向の方への贈り物として喜ばれます。

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